私達はみな監査法人出身の会計士です。また、監査法人を離れた立場で上場企業の財務報告プロセスに長期間関与した経験を持っている者も多く在籍しております。企業の財務経理部門の一員として一緒に苦労し、連日深夜残業を行ったこともありますが、それらの業務が価値(Value)を生み出しているとは思えませんでした。
「一体、何のためにこんな苦労をしているのだろうか?」
「そもそも、経理部とはいったい何をする部署なのだろうか?」
そんな疑問が、決算仕組化プロジェクトに取り組んだキッカケとなりました。
そして、私達は、経理部を「情報製造業」だと定義します。経理部は、社内外からあらゆる情報が入り、その情報を加工し、社内外のあらゆる利害関係者の求めに応じて、価値ある情報を正しくタイムリーに報告・提供していかなければならない部署です。つまり、経理部は、工場と同様に、「入荷→加工→出荷」というプロセスを経て、価値(Value)を提供していかなければならないのです。
そこから、経理部が「情報製造業」になれていないボトルネックを見つけ、改善し、決算の「仕組み」を作るということに真剣に取り組んできました。
この取り組みにより、決算業務の属人化を排除できただけでなく、決算におけるレポーティング業務の時間を削減し、インテリジェンス業務にできる限り多くの時間を割けるようになり、従来は経営者から遠く離れた管理部門にすぎなかった経理部を、「情報製造業」に変え、常にあらゆる利害関係者へ価値(Value)を提供できる部署にすることができたという大きな効果がありました。
アガットコンサルティングで多くの企業の経理部を価値あるものに変えていくお手伝いをさせて頂いており、これまで上場企業30社以上で決算の仕組みを構築してきました。是非、皆様と一緒に「貢献できる経理部」を作っていければと思っております。
決算フレームワークシートという決算仕組化ツールを導入することにより、試算表作成以降の決算報告プロセスを標準化・効率化して、決算の早期化を達成します。
決算フレームワークシートは、基本的に、100%導入するのではなく、御社に不足している部分のみに導入します。
上場企業である限り、一定水準の決算資料を作成し、情報を収集・加工する仕組みを既に備えているからです。
我々はそれを整理し直し、改善するにあたり、既存の資料をなるべく多く利用し、欠落している視点や仕組みを決算フレームワークシートから補って改善するという手法を採用します。
※決算フレームワークシートとは、決算実務や会計監査を経験してきた公認会計士が数年間の歳月をかけてアップデートしてきた決算資料の標準テンプレート集です。決算フレームワークシートには、①単体編、②連結編、③連結キャッシュ・フロー編、④連結パッケージ編があり、上場企業の会社法上、金融商品取引法上の開示書類に対応した開示基礎資料を作成するのに必要十分な内容となっています。
決算効率化に熟知した
公認会計士による「仕組化」
決算効率化無料診断決算仕組化コンサルティングサービスの必要性を見極めることができます。
※10分程度で終わる簡単な問診票に記載するだけで、決算仕組化を阻害するボトルネックを無料で診断できます。
決算仕組化コンサルティングサービスとは、決算フレームワークシートという決算仕組化ツールを導入することにより、試算表作成以降の決算報告プロセスを標準化・効率化して、決算の仕組化を達成するサービスです。
Ⅰ決算資料評価、Ⅱ決算資料の仕組化、Ⅲ月次分析レビューの3ステップにより、①決算・開示資料の網羅的・体系的整備、②すべての決算・開示資料の数値リンク、③財務分析の徹底、といったことが可能になります。
アガットコンサルティングの公認会計士が、決算プロセスの改善を実施いたします。
Ⅰ 決算資料評価
現状分析として、決算業務を調査・評価し、改善の方向性を検討します。
Ⅱ 決算資料の仕組化
決算効率化テンプレート(決算フレームワークシート)を導入します。
Ⅲ 月次分析レビュー
月次試算表等を利用して、分析の深化(分析力の向上)を促します。
既存の業務フローを活かしつつ、お客様の情報伝達ルートに合わせてカスタマイズします。
完成した決算作業の仕組みを必要に応じてお客様に移管し、自律運用が可能になるようサポートします。
決算フレームワークシートとは、網羅性と有用性を兼ね備え、財務分析にも使えるように整理・体系化した決算資料の標準テンプレート集(エクセル300シート以上)です。Lead Sheet(財務分析を可能とするため、数期間の財務データを時系列に並べた資料)、勘定科目明細、注記基礎資料、連結関連資料を収録しています。
仕組化の手法は、アウトプットアプローチに基づいています。アウトプットアプローチとは、経理部が、決算業務において、どの情報を収集・加工するかは、最終報告書類である開示書類(税務申告書、計算書類、決算短信、四半期報告書、有価証券報告書等)から遡って定義するという考え方です。
決算フレームワークシートは、アウトプットアプローチの考え方に基づき、必要最低限の情報が定義されたテンプレートです。この特徴があるからこそ、上記のメリットが実現でき、決算業務全体の効率化、決算の仕組化を達成できるのです。
上場企業の親会社の単体および連結開示かかる情報収集・情報加工の仕組化・標準化をします。
当該サービスには分析指導および監査対応コンサルティングを含みます。
上場企業における連結決算の効率化のためのコンサルティングです。
決算フレームワークシートは必要に応じて利用し仕組化を促進しますが、連結システムの利用方法改善や、連結仕訳処理の効率化なども含まれる点が、①の単体仕組化コンサルティングサービスとは異なります。
上場企業の子会社向けのサービスです。
内容的には①の単体仕組化コンサルティングサービスと同様ですが、最終開示書類を親会社へ提出する連結パッケージとしているところが異なります。
【連結パッケージに関する作業内容】
【子会社決算に関する作業内容】
自社の都合に合わせて、好きな時間に受けられる「動画とテキストをベースとした講義形式」のコンサルティングサービス
関東圏以外のお客様におすすめです!
オンラインでのコンサルティングのため、地理的な障害を排除することができます。
遠方のお客様に有益な情報をお伝えしたいという想いから誕生したサービスです。
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アガットコンサルティングの決算仕組化コンサルティングサービスは、これまで上場企業を中心に30社以上の決算効率化に貢献してきました。
アガットコンサルティングの「決算仕組化コンサルティングサービス」を検討されている方からよく受ける質問をまとめました。
1. 目的
アガットコンサルティングの「決算仕組化コンサルティングサービス」の最大の特徴は、その目的にあります。
我々は、経理部を「情報製造業」にするために仕組化が必要だと考えており、単なる決算の早期化を目的としていません。
アガットコンサルティングは情報製造業としての経理部の情報収集・加工を仕組化・標準化することにより所定の効果を得るコンサルティングを実施します。
2. アウトプットアプローチ
そして仕組化・標準化の基本方針は、合理的なアウトプットアプローチにより行います。経理部が決算業務で扱う情報は、税務申告書、計算書類、決算短信、四半期報告書、有価証券報告書の必要な情報に限定されます。効率よく情報を収集・加工するにはこれらの開示書類が必要とする情報のみを収集し、開示書類が求める様式に加工することが大切です。
すなわち、どのような情報を収集・加工するかを定義するためには、最終報告書類である開示書類から遡って定義しなければなりません。その考え方がアウトプットアプローチです。
アウトプットアプローチによって、収集・加工する情報が定義されるなら、無駄な作業が発生すること無く、情報の網羅性が確保されるはずです。
3. 決算仕組化ツール決算フレームワークシート
このようなアウトプットアプローチにより定義されたテンプレートが、決算早期化ツールである決算フレームワークシートです。
※決算フレームワークシートとは、決算実務や会計監査を経験してきた公認会計士が数年間の歳月をかけてアップデートしてきた決算資料の標準テンプレート集です。決算フレームワークシートには、①単体編、②連結編、③連結キャッシュ・フロー編、④連結パッケージ編があり、上場企業の会社法上、金融商品取引法上の開示書類に対応した開示基礎資料を作成するのに必要十分な内容となっています。
決算フレームワークシートは、アウトプットアプローチにより必要最低限の情報が定義されたテンプレートなので、情報の収集・加工・報告がスムーズにいくようになります。そうなると、業務の標準化ができ、組織内での業務分担、作業の可視化が図られ、結果として決算業務全体が効率化され、決算の仕組化を達成します。
これらの確立された手法により、アガットコンサルティングは経理部を情報製造業へと導きます。
1. ボトルネックの特定
何かを改善するためには、現状の根本的な問題点(ボトルネック)を把握しなければなりません。自社でプロジェクトをされる上で、一番難しいのは、このボトルネックの特定です。ボトルネックの特定を誤ると当然に改善方法も誤り、プロジェクトが失敗に終わるというのは、よく耳にする話です。
先日も、ボトルネックは、親会社の決算プロセスにあるのに、特定の子会社からの報告遅延(連結パッケージの提出遅れ・精度不足等)を問題視し、子会社の業務フローの改善から取りかかって失敗したという会社からご相談をいただきました。
アガットコンサルティングでは、決算資料評価サービスがサービス内容として独立していることからもおわかりいただけるように、かなりしっかりとボトルネックの特定を行います。
ボトルネックが特定した後で、自社で解決できる問題なのか否かを判断すれば良いのです。
2. 確立された決算仕組化の手法
ボトルネックを特定でき、実際の解決のフェーズ(コンサルティングやアウトソーシング)においては、確立された決算仕組化の手法で御社の経理部を情報製造業へと導きます。
3.プロジェクトマネジメント能力
さらに、実際にお客様からお褒めの言葉をいただくのが、圧倒的なプロジェクトマネジメント能力です。実務経験・プロジェクトマネジメント経験が豊富な公認会計士が、プロジェクトをコントロールし、成功へと導きます。お客様からは、「とにかく推し進めてくれる力がすごい。プロジェクトが進んでいるという感覚が強い」というお言葉をいただいています。詳細はお客様の声をご覧ください。
IFRS導入の最終ゴールはIFRSベースの有価証券報告書の作成・提出です。そのIFRSベースの有価証券報告書の作成は、単にIFRSベースの連結財務諸表を作成すれば良いだけでなく、膨大な注記を含めた有価証券報告書全体をIFRSベースで作成することになります。そのため、IFRS導入プロジェクトにおいても、決算仕組化は大きな課題となります。現状において、決算仕組化・効率化に課題を抱えている場合は、IFRS導入プロジェクトのロードマップの中で決算仕組化対策を入れなければ、IFRS導入時に開示遅延リスクを負うことになりかねません。
そのため、IFRS導入プロジェクトのロードマップの中で決算仕組化対策を入れておくべきと思いますし、IFRS導入プロジェクトのロードマップの中で決算仕組化対策を入れている上場企業も少なくありません。弊社アガットコンサルティングのクライアントの中には、IFRS導入プロジェクトを本格的に開始する前に、決算仕組化プロジェクトを先行開始している上場企業もあります。
もちろん対応致します。「決算仕組化コンサルティングサービス」は、法定開示資料等の早期開示のみならず、決算・開示業務における属人化の排除・効率化・標準化・定型化・ベルトコンベア化、決算・開示業務プロセスの平準化・可視化、決算・開示に関する資料の標準テンプレート化、ITシステムの導入・改善に関する指導、運用状況のフォロー、決算・開示業務の社員教育・人材育成・子会社等への指導、管理部門のコスト削減等の支援・助言も致します。
具体的なコンサルティング内容・範囲・成果・スケジュール・報酬等は、事前に打ち合わせして決定していきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
もちろん可能です。
上場企業のみならず、未上場企業、上場準備企業、非営利法人等の支援・助言も致します。
具体的なコンサルティング内容・範囲・成果・スケジュール・報酬等は、事前に打ち合わせして決定していきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
可能です。報酬・時間・内容等、詳しくはアガットコンサルティングまでお問い合わせ下さい。
詳しくは「社内研修ページ」をご確認ください。