内部統制報告制度が、日常の事業活動や早期化が求められる決算業務の障害となっている企業が見受けられます。アガットコンサルティングでは、内部統制にかかる現状調査から体制の整備・構築支援、その評価作業に至るまで、あらゆる立場からの実行を支援します。
決算早期化やIFRS導入も考慮した、
役に立つ内部統制構築を!
今世紀に入ってから、日本やアメリカで投資家を欺くような不正会計事件が相次ぎました。そこで、我が国において、投資家を保護する必要性から、ディスクロージャーの徹底を図るべく、(1)内部統制報告書制度、(2)四半期報告書制度、(3)決算早期化といった制度が導入されたのです。もともと、これらの制度は投資家を保護するための“一体とした”ディスクロージャー制度改革です。
しかし、大量の人材と資金を投入して構築した内部統制制度が、かえって経営の効率性や決算早期化を阻害している企業が見受けられます。このような状況を打破し、全社的リスクマネジメント(ERM)を支える仕組みとしての機能を取り戻すために、アガットコンサルティングでは、内部統制にかかる現状調査から体制の整備・構築支援、その評価作業に至るまで、あらゆる立場からの改善を支援します。
J-SOX オンサイト支援サービスは、上場企業の皆様や、株式上場を考えられている企業様をオンサイト(現場に介入)でバックアップするサービスです。J-SOXを導入・実施、改変する上での問題点の抽出から、必要な管理体制の整備、実際の書類作成、内部監査実施に至るまでを一貫して支援します。
本来は内部統制の目的は、下の図のように多岐にわたり、企業活動に様々な貢献をするものです。
J-SOXが制度として導入されて以来、適正な財務報告目的だけが重視され、他の重要な目的が軽視される傾向にあります。
アガットコンサルティングのJ-SOX オンサイト支援サービスは内部統制が本来有する重要な目的を阻害せず、J-SOXの制度対応は最小限でクリアするという合理的な方針でご支援いたします。
内部統制の 本来の目的 |
アガットのJ-SOX オンサイト支援 |
一般的 コンサル会社 |
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経営の有効性・ 効率性確保の目的 |
業務監査を導入し、過度のJ-SOX対応による業務の効率性・有効性の阻害を排除 | 対応しない |
適正な 財務報告目的 (J-SOX対象) |
内部統制報告書において適正な状態を報告できる水準を、最小限の労力・コストで実現 | 過度に対応 |
法規順守 (コンプライアンス)目的 |
業務監査を導入し、企業が本来社会的な立場で保有すべきコンプライアンスの維持を実現 | 対応しない |
資産の保全目的 | 過度な統制により必要以上の資産保全対応を排除するとともに、効果的な手法を提案・実現 | 対応しない |
J-SOX監査を適正にクリアするためには、監査法人との交渉合意と連携が必須となります。
特に監査法人は立場上、適正な財務報告目的を重視して、保守的な対応を企業に求めます。
過度な内部統制の構築を目指し、無用な負荷を被らないためにも、監査法人に対しては適切な理論武装を行い、それをもとに交渉し、最終合意を獲得しなければなりません。
J-SOX 整備プロセス |
アガット コンサルティング |
一般的な コンサル会社 |
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対応しない | 業務効率性を考慮し、最低限の労力で整備する計画を立案 | 基準を保守的・機械的に適用 | |
いわゆる「3点セット」の記述により、業務フローを整備するプロセス | 実質を重視、業務目的を考慮し、本来あるべきフローを構築、徹底した現場ヒヤリングと監査法人に対する理論武装・交渉を行いリーズナブルなフロー構築を実施 | ドキュメントを重視、現在の業務フローに対して欠落点を追加して形式的に「3点セット」を作成 | |
一定期間、整備された業務フローを運用するプロセス | 監査法人のJ-SOX監査と連動し、スコープを決定、現場に余分な負担を与えない | 機械的無作為抽出、監査法人との連携を行わないので、現場負担が増大 | |
事前運用評価済みの統制の 有効性を期末日近くに確認するプロセス | 監査法人と連携しながらロールフォワード対象とした方が効率的か、ロールフォワードを省略するスケジュールを組む方が効率的かを見定め、現場負担を軽減する | 保守的にすべてのプロセスをロールフォワード対象とするため、会社側負担が増大 | |
対応しない | 監査法人に対する理論武装をもとに実質的に評価 | 保守的・機械的に評価 |