上場に至るまでの審査には、主幹事証券会社による引受審査と証券取引所による審査があります。東証本則市場の場合は3ヶ月、マザーズの場合は2ヶ月が標準審査期間となっています。
上場に至るまでには、以下の審査が順に行われます。
東京証券取引所の審査では、取引所から申請書類に関する質問事項が提示されます。発行会社は書面にて回答書を作成し、ヒアリングによる質問に対し口頭で説明することになります。繰り返されるヒアリングの回数は4回程度(1回半日~1日)です。
ヒアリングの期間は短いですが、非常に多くの質問事項が提示されるため、想定質問とそれに対する回答の作成、営業部門も含めた各部門との連携を強化する体制作りが重要となります。
また、取引所審査官には説得力のある口頭説明をしなければならないため、事前にリハーサルを行うなど、ヒアリング対策を講じることも効果的です。
株式上場に際して、やるべき業務は多岐にわたります。
対応すべき事項は相当のボリュームになることも多く、解決までに時間を要する事が多くあります。
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