決算効率化に熟知した
公認会計士による「仕組化」
決算業務の本質である文書化および報告とは、一言で言うなら「自分の言葉で述べる」ということです。
また、報告を受ける人は一つひとつの事実の報告ではなく、一定期間全体の総括の報告を求めています。言い換えるなら、日常業務が一本一本の「木を見る」作業ならば、決算業務は「森全体を見る」作業と言えます。決算業務は税務申告書、会社法上の計算書類、決算短信、四半期報告書、有価証券報告書といった一定の表現方法に則り、森全体を文書によって自分の言葉で表現する作業なのです。
したがって、経理部が決算業務で扱う情報は、上記の税務申告書、計算書類、決算短信、四半期報告書、有価証券報告書の必要な情報に限定されます。効率よく情報を収集・加工するにはこれらの開示書類が必要とする情報のみを収集し、開示書類が求める様式に加工することが大切です。
開示書類が求めていない情報を収集・加工することは無駄です。
開示書類が求めている情報をすべて収集できなければ情報不足、また、すべて収集できたとしても開示書類が求めない方向に加工することも無駄です。
すなわち、どのような情報を収集・加工するかを定義するためには、最終報告書類である開示書類から遡って定義するアウトプットアプローチの考え方が必要となります。アウトプットアプローチによって、収集・加工する情報が定義されるなら、無駄な作業が発生すること無く、情報の網羅性が確保されるはずです。
御社に決算資料において欠けている部分については、決算フレームワークシートをカスタマイズして適用していきます。
決算フレームワークシートは、アウトプットアプローチにより必要最低限の情報が定義されたテンプレートなので、これを活用することで、情報の収集・加工・報告がスムーズにいくようになります。そうなると、業務の標準化ができ、組織内での業務分担、作業の可視化が図られ、結果として決算業務全体が効率化され、決算の仕組化を達成します。
テンプレート化された開示基礎資料が整うため、「清書」するだけで効率的に法定開示書類を作成できます。