アガットコンサルティング

SERVICE

アガットコンサルティングのサービス

経営管理体制構築支援サービス
Support Services for Establishing a Business Management System

経営者のリソースから経営管理を切り離して、経営企画に重点を移していく、
そのために必要な経営管理体制の構築をサポートするサービスです。

  • 創業期
  • 成長期
  • 安定期

サービスの特徴

本サービスのメインターゲットは、設立から 10 年程度が経過し、売上が毎年 1.5~2 倍程度増加しているような会社グループを想定しています。このような成長拡大段階に入ると機能分化が進み、経営者が担ってきた経営企画と経営管理のうち、経営管理機能を別の経営幹部(いわゆる CFO)に委ねるようになります。

  • 経営者1人で、目的地までのルート計画(経営企画)と運転(経営管理)をしている。

  • 会社規模が成長したため、仕事量も増え、経営者1人では限界がある。キャパオーバー。

  • 経営管理機能を別の経営幹部(いわゆるCFO)に委ねることで経営者は得意な仕事に集中できる。

創業期から成長期に、この必要な切り替えができずに、成長が鈍化しているケースが多く見受けられます。

いかに経営管理を経営者のリソースから切り離して、経営企画に重点を移していくか、
そのための経営管理体制をどのように構築していくかをアガットと一緒に考えましょう。

経営管理体制構築の5つの視点

「経営管理体制の構築」に着手するにあたって、手を付けるべき要素は経営全般に関わるため、当然多岐にわたり、悩みどころです。
我々は、多くの成長企業がつまずいている以下の 5 つのポイントを優先的につぶしていきます。

1.採算管理

資金は会社の栄養であり、事業投資の源泉です。
資本金として株主から出資してもらった資金や、借入金として金融機関から借り入れた資金は、(投資契約書や金銭消費貸借契約書等の約定に従い)何らかの形で還元あるいは返済していく必要があるため、制限のない資金は売上のみになります。つまり、資金繰りの基本は、売上ですべての支出を賄うことです。
しかし、採算管理を怠ると、規模の経済が働かない、すなわち、規模の拡大に伴って営業利益率が向上しない”単なる売上膨張”という状況に陥ってしまいます。
効率的に利益を稼ぐという視点をアガットと共に学んでいきましょう。

2.取引先との良好な関係

取引先との契約は、良好な関係のときにしっかりと協議し、契約書(契約関係を文書化した書類)として、まとめておくことが重要です。会社が成長・拡大し、個々の取引に関与するメンバーが増えるにつれ、ルールの徹底も難しくなります。経営者も個々の契約書の管理まで目が行き届かなくなりがちです。
いつの間にか、先方の用意した契約書ひな形で、自社に一方的に不利な条項を残したまま、何の交渉もせず締結してしまう、ということも起こりえます。
取引先との関係は、契約面のみならず、納品物の品質・納期・採算面にも影響を与える重要なポイントです。

3.社員との良好な関係

社員採用に関しても、最初にしっかりと条件等について話し合い、かつ文書を交わしていれば、トラブルが起きた時に解決しやすくなります。また、定期的に不満の解消を心がけていれば、社員との関係は良好となり、離職率の低下にもつながります。社員が意欲的に働くことで、サービスの品質・納期・採算面でも良い効果をもたらすでしょう。

4.内部者による不正(内部統制)

小規模な会社の不正はすぐに発覚します。裏を返せば、成長中の会社こそ不正が長期化・深刻化しやすいということです。成長拡大している中で、その中心となる幹部社員がパワハラなどで離脱することになれば、成長が止まるだけでなく、最悪の場合、倒産してしまうこともあります。また、不正を発見し、当事者を懲戒解雇するというのは、事業発展に忙しい中で建設的な時間の使い方ではありません。
そもそも不正に走るような隙を与えないことが社員にとっても、経営者にとっても望ましいのです。内部者による不正の防止策は、社員を守る行動であると認識しておくことが重要です。
不正が起きたら早期に発見できる体制、できれば、未然に不正を防止する体制を構築しましょう。

5.経営者による粉飾(コーポレート・ガバナンス)

粉飾は、本来の経営の姿を歪める行為であり、利害関係者への背信です。粉飾を予防する環境を整備していくことが、経営管理体制構築においては重要です。
最近では、米国型の「経営者を監視するコーポレート・ガバナンスの考え方」が注目されており、金融庁の指導の下、東証がガイドラインとなる「コーポレートガバナンス・コード」を公表し、上場会社にとっては必要不可欠の取り組みとなっています。

成長期において前記5つの視点を念頭に置き、経営管理体制を構築することで、会社はさらなる成長ステージに進んでいくことができます。
経営に正解はありませんし、経営管理体制にも正解はありませんが、共通する留意点はあります。これらを意識することで、あなたの事業を成長させていきましょう。

チーム CFOの構築

我々が「経営管理体制」を支援するにあたり、ベースとなるテーマは「チーム CFOの構築」です。会社はどうしても1 人のスーパーCFO を求めがちですが、その 1 人にもしものことがあったら…すべての動きが止まってしまいます。
アガットでは CFO 機能について、チーム CFO の構築をお勧めしています。

CFO機能を一人に任せるのではなく、組織的な役割分担を内製化することが、アガットが提唱する『チームCFO』の形です。
貴社の特徴・社風・文化を最大限尊重した上で、再現性の高い、社内メンバーでのローテーション可能な仕組みを作ります。
成長企業の経営管理支援のスペシャリスト集団であるアガットと共に、30 年・50 年と続く会社を目指して、バトンをつないでいきましょう。

実施内容

『拡大経営会議』の実施

月1回1~1.5時間、定期的に経営者とアガットメンバーが経営につき会議を実施。トピックテーマに関するディスカッション、進捗管理、経営管理方針の確認を行う。

拡大経営会議の詳細はこちら

経営管理ツールの提供

経営管理の実施にあたって必要となる管理フレームワークを、顧客毎にカスタマイズの上、提供する。

上記以外にも、貴社担当者と相談の上、効果的なサービスプランを策定します。創業期〜安定期までの会社の根幹部分を支える長期的なサービスです。