国際財務報告基準(IFRS)への変更、およびその導入作業が、ただでさえ多忙な経理部を中心とする管理部門のリソースを長期に渡って大きく消費している企業が見受けられます。アガットコンサルティングでは、IFRS導入作業において効率的で合理的で必要十分な作業となる支援を行います。
本来の企業活動を阻害しないスムーズなIFRSへの移行を!
2013年に25社程度しかなかったIFRS採用企業は、2015年にはいってから急増し、100社を超える見通しとなっています。日本企業によるグローバルなM&Aの動きが活発になっていることがその背景にありますが、IFRS本来の目的は広範な投資家に有用な情報を提供するということであり、本質的に日本基準と大きく相違するものではありません。双方の収斂が進んでいる現在においては、その差異は小さくなる一方です。
一方で、未だにIFRSの導入作業において多大な労力と時間を費やし、管理部門以外のリソースまでをも大きく浪費するアプローチで実施している企業が多いことも事実です。アガットコンサルティングでは、このような状態に陥らないようにIFRS導入に際して必要十分で合理的な作業を行えるよう全面的に支援いたします。
IFRS オンサイト支援 ~サービス概要~
IFRSオンサイト支援サービスは、上場企業の皆様や、海外株式市場での上場を考えられている企業様等をオンサイト(現場に介入)でバックアップするサービスです。国内基準での開示からIFRSでの開示への変更を行なう上での課題の抽出から、監査人との合意形成・実際の開示作業の運用に至るまでを一貫して支援します。
サービスの特徴
- 1.
- 開示の視点からIFRS導入のために「必要十分」な検討を効率的に行います。
- 2.
- 経験豊富なスペシャリストが監査法人との連携も含めて全面的に支援します。
- 3.
- オンサイト(現場に介入)することで会社が自律的にIFRSによる開示を継続的に行える体制を構築します。
特徴1 開示の視点からIFRS導入に必要十分な検討を行います。
IFRS基準での開示の目的は「広範な利用者」=特に投資家のニーズに応えるという点では日本基準と大きく異なるものではありません。双方の収斂が進んでいる現在ではなおのことです。
IFRS導入に際して、採用しているすべての会計基準を網羅的に見直し、業務フロー全般を検討し直し、必要な会計システムの見直しを行いながらのボトムアップのアプローチは多大なコストと労力を要します。
アガットコンサルティングは開示本来の目的から考える「アウトプットアプローチ」の考え方で、IFRS導入準備作業を必要十分な合理的作業となるよう、支援します。
特徴2 経験豊富なスタッフが監査法人との連携してプロジェクトを進めます。
監査を適正にクリアするためには、監査法人との交渉合意と連携が必須となります。
特に監査法人は立場上、適正な財務報告目的を重視して、保守的な対応を企業に求めます。
過度な対応を排し、無用な負荷を被らないためにも、監査法人に対しては適切な理論武装を行い、それをもとに交渉し、最終合意を獲得しなければなりません。
- 1.
- 全員が公認会計士でキャリア10年以上
- 2.
- 監査法人でのIFRS監査やアドバイザリーの経験が豊富
- 3.
- 現在も多くの現場対応をおこない、最新のIFRSのメソッドに精通
特徴3 会社の自律的な継続運用が可能な体制構築の支援を行います。
IFRSの導入方針が決定したとしても、会社が毎決算期継続的に自力でIFRS基準での決算開示を実施できないと意味がありません。決算仕組化を得意とするアガットコンサルティングでは、IFRS導入の支援につき、その後の自律運用までを視野にいれた支援を実施いたします。
具体的には、以下のようなサービスを実行していきます。
連結財務諸表を作成するためのプロジェクト(分析)
- GAP分析
- 影響度の判定
- 理論武装
- 監査法人との交渉
- IFRS適用時の会計方針の確定
連結財務諸表を作成するためのプロジェクト(実行)
- 規程類・マニュアル類の再整備
- 連結パッケージの見直し
- 開示への影響の分析と戦略構築
- 初度適用時の影響の分析と戦略構築
- 業務フロー、内部統制、ITシステム見直しの検討と実行
膨大な注記を作成するためのプロジェクト
- 連結精算表作成トライアルと課題洗い出し
- 開示基礎資料の見直し
- 有報作成に向けての決算プロセスの再構築
- 決算早期化
- 開示担当者の育成